秋の薬膳 キャンディーで体を潤す! (2008年10月)

ここのところ、急に肌寒くなってきました。日中は心地よいのですが、朝夕は思わぬ寒さに上着が手放せません。
この時期、一番気をつけたいことは“潤い”です。秋になると肌がカサカサしてくるのと同じように、体内もカサついています。夏の間に消耗した体液や体力を秋に補い回復することで、厳しい冬を無事に過ごすことができるというわけです。
また、外気の乾燥にともない秋にいたわるべき臓器は「肺」です。肺が乾燥すると、風邪を引きやすいばかりでなく体力の消耗が激しくなります。旬の食材により、肺を潤す食事を心がけてみてください。
では“潤い”ある食品はというと、梨、はと麦、ぎんなん、山芋、きくらげなど、けっこう身近な食材が多いのです。
蜂蜜も体を潤す作用があり、漢方のバイブル『神農本草経』にも載っていて、そのまま舐めたりお湯に溶かして飲むだけでも、肺を潤し、咳を止める効果があるとあります。
蜂蜜といえば、最近は蜂蜜100%の飴もあります。また、のど飴など水あめを使ったキャンディーも実は体を潤す薬膳です。飴を舐めることで唾液が出ますが、これも健康増進のポイント。飴は単なる嗜好品ではなく、喉を守る必要から生まれた食習慣であるわけです。
最近は多種多様な飴がありますが、お好きな飴をいつもポケットに忍ばせて、何かの時にお口にポン。お手軽薬膳は癒しの時間でもあります。
(文・山本水絵)
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