雑穀ごはんでメタボ対策 (2007年11月)

収穫の秋、新米が美味しい季節になりました。ごはんをついつい食べ過ぎてしまう困った季節でもあります。「もう一杯食べたいけど、体のためにやめておこう」、というのは、実行者が一番多い健康法かもしれません。
新米の美味しさに水を差すわけではありませんが、実は白米は健康にとって好ましい主食とは言いきれないことをご存知でしょうか。
精米されてぬかと胚芽が取り除かれているためにビタミンB1が玄米の5分の1しかなく、タンパク質や食物繊維、ミネラルの含有量も多くありません。
それを補うために、今、注目されているのが雑穀食です。雑穀だけを食べるのではなく、白米に適量を炊き込むことが多いのですが、噛めば噛むほど味わいがあるものです。
私たち日本人は縄文の昔から、病害虫に強く寒冷地や痩せた土地でも育つ雑穀をずっと食べて生きて来ました。当然、体の代謝システムも雑穀の栄養素全てを効率よく使うようにできているのです。
ところが近代、暮らしが豊かになり白米を食べることが普通となって食卓から姿を消してしまいました。
雑穀は生活習慣病やメタボリックシンドロームの予防に最も大切な栄養素である食物繊維、ビタミン、ミネラルの宝庫と言われています。
食物繊維には、腸を整える以外にも、糖や脂肪の吸収を阻害したり、コレステロールを洗い流したりする働きもあり、ビタミンやミネラルは代謝を助け、体の機能の維持や調節をします。
雑穀だけで健康問題がすべて解決、というわけではありませんが、体を大切に考えるならば、日本古来の伝統食、雑穀を日常の食生活に是非取り入れてみてください。米の新物と同じく、きび、あわ、ひえ、麦、そば、黒米、はと麦、アマランサスなども新物が出ています。
お茶碗の中のいろいろな穀物をじっくり見るのは楽しいものですよ。
(文・山本水絵)
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