木の芽や若葉には春の「陽気」エネルギーがいっぱい (2007年3月)

外気には春の「陽気」が満ち満ちています。
中国の「陰陽五行説」によると、人の体は植物と同じく冬の間は寒さで硬くなっていますが、春が来るとともに緩みはじめ成長を始めるとされています。そんな季節に体が喜ぶ食べ物は、大地の芽吹きエネルギーをたくさん含んだ木の芽や若葉食品です。
栄養学的に言うと食物繊維やビタミンということになるのですが、薬膳の視点からすると芽吹きエネルギー豊富な「陽気」たっぷりの食品です。この時期にこういうものを食べていないと、5月頃になって五月病とかうつ症状などの「陽気不足」を起こしてしまいがちです。
都会生活で疲れた現代人は、生き物本来のパワーが不足しがちです。
季節の変わり目に旬の物を食べることは、自然のエネルギーを摂取する意味で非常に大切と心得ましょう。
また「陰陽五行説」によると、春に摂るべき味としては「酸味」、大事にするべき臓器は「肝」とされていることも健康管理の上で気にかけてみてください。
さらにもう一つ、温かくなるとともに、お花見やスポーツなど外出の機会が増えますが、これは自然の「陽気」を身体で受けて体内の「陽気」を目覚めさせるのにうってつけ。春爛漫、ウキウキとする気分もまた、身体の「陽気」が目覚めてきた証拠なのです。
(文・山本水絵)
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